あしたのために(その1〜7) あしたのジョーより

 

あしたのために(その1) =ジャブ=

攻撃の突破口をひらくため
あるいは 敵の出足をとめるため
左パンチを こきざみに打つこと
このさい ひじを左わきの下からはなさぬ心がまえで 
やや 内角をねらいえぐりこむように打つべし

正確なジャブ三発につづく右パンチは 
その威力を三倍に増すものなり



あしたのために(その2) =右ストレート=

左ジャブで敵の体勢をくずし
突破口を見いだせば
すかさず 右ストレートを打つべし
これ 拳闘の攻撃における基本なり

右ストレートは 右こぶしに全体重をのせ
まっすぐ 目標をぶちぬくように打つべし
このさい 打ったコースとおなじ線上を
おなじスピードでひきもどすこと

一発でKOを生む必殺パンチなり



あしたのために(その3) =クロス・カウンター=

”打たせて打つ
肉を切らせて骨を絶つ
相打ちの必殺パンチ”

相手が全力で打ち込んでくるその腕へ
十字型にクロスの交差をさせ
同時に打ち返す。
カウンターパンチは相手の勢いづいた出鼻を打つために
相手の突進と自分のパンチ力で威力は倍増する。
ましてクロスさせた場合
相手の腕の上を交差した自分の腕が滑り
必然的にテコの作用を果たし三倍、
四倍の威力を生み出す。



あしたのために(その4) =手首のスナップ強化=

ボクシングの命であるスナップを鍛えるために
農場の鉄条網の隅まで、片手に鍬をもって耕すことを段平に命じられる。
丈のパンチの破壊力はこれによって身に付いたのだろう。



あしたのために(その5) =フットワーク=



あしたのために(その6) =ディフェンス<スウェーバック,カバーリング>=

丹下段平が丈のカッカしてしまう性格を考え、
同じ少年院の青山に防御すべて を教え込み、
その防御で丈をいじめ抜く事で
防御の重要さを悟らせようとした。

その結果、丈は青山との試合において、
自らの身を守るために防御をし、
段平の望む結果を出すことができた。



あしたのために(その7) =孤独との闘い=

段平は「ボクサーほど孤独な存在であり、
試合が迫れば敵への恐れと自分への不安が増す。
また名セコンド、名コーチが居ようと、
リングへあがったらひとりぼっちで、
それは想像を絶する孤独地獄である。」という心理状態を丈に学んで欲しく、
心を鬼にして、(その5、6)同様に、青山を利用した。